毎年4月22日はアースデー。環境問題に向き合い、地球の未来のために自分たちができることを改めて考える日。
ファッション&アウトドア業界では、近年ゴミの削減や資源の有効活用を目的に、リペアサービスやリサイクルプログラムを実施するブランドが増えている。今回は、人気ブランドが手がけるサステナブルな取り組みをまとめてご紹介。
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「ロエベ」によるレザー製品の修理・補修専門ストアが大阪に誕生
ロエベ
「ロエベ」は2023年4月、阪急うめだ本店 8階にレザー製品の修理・補修を専門とする世界初のストア“ロエベ リクラフト”をオープン。ここでは革職人が常駐し、「ロエベ」のレザー製品の補修やメンテナンス、クリーニングサービスを提供する。
また、余剰レザーで編まれたウーブン バスケット、余剰レザーをパッチとして再利用したバスケットバッグなどの限定アイテムを販売。ストラップやチャーム、スタッズ、イニシャル刻印によるパーソナライズサービスも提供する。
>>“ロエベ リクラフト”の詳細をチェック
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「ヴァレンティノ」が手がけるヴィンテージウェアの再活用プロジェクト
ヴァレンティノ
「ヴァレンティノ」は2022年に、メゾンのヴィンテージウェアを次の世代に引き継ぐプロジェクト“ヴァレンティノ ヴィンテージ”をスタート。
このプロジェクトは、「ヴァレンティノ」が状態のよいヴィンテージウェアを収集し、改めて販売するというもの。2回目となる今年は、東京をはじめミラノ、パリ、ロンドン、ロサンゼルス、ソウル、ニューヨークの7つの都市のヴィンテージストアとタッグ。
そして、2023年4月18日(火)〜4月30日(日)の期間、東京でのイベントが開催。代官山のヴィンテージストア、ザ ヴィンテージ ドレスにて、特別なディスプレイによりメゾンのコレクションが展開される。ぜひこの機会に足を運んでみて。
>>“ヴァレンティノ ヴィンテージ”公式サイトへ
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「ボッテガ・ヴェネタ」の無償ケアサポート。大切なバッグを長く愛用してもらうために
ボッテガ・ヴェネタ
「ボッテガ・ヴェネタ」は、バッグに対して無制限のクリーニングと修理のサービスを提供するプログラム“ザ サーティフィケイト オブ クラフト”を行なっている。
本プログラムは、2022年11月以降に直営店および公式オンラインブティックで購入したバッグが対象。(一部対象外あり)
シリアルナンバーが記されたカード(バッグ購入時に提供)を直営店で提示することで、無償ケアサービスを受けることができる。
購入者にとってはケア費用の負担軽減に加え、ブランドが運営するプログラムだからこそ、大切なバッグを安心して預けられるのがうれしい魅力。
>>公式サイトでバッグをチェック
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リペアからアップサイクルまで。自分だけの「リーバイス®」を手に入れる
リーバイス®
原宿のフラッグシップストアや新宿店をはじめ、「リーバイス®」の一部ストアでは、在籍するテーラーがお客さまのジーンズやジャケットにリペア、カスタマイズなどを行う、“リーバイス® テーラー ショップ”サービスを実施している。
「リーバイス®」製品であれば、いつどこで購入したものでも持ち込みが可能。
破れなどを補修するリペアサービスのほかにも、ワッペンや刺繍、ペンキ加工などを施すカスタマイズサービスや、ジーンズなどをバッグやサコッシュに生まれ変わらせるアップサイクルサービスも提供している。
リペアやカスタマイズをすることで、愛用デニムが自分だけのオリジナルな表情に。1着のウェアを長く、大切に着るというスタイルをぜひ取り入れてみて。
>>“リーバイス® テーラー ショップ”公式サイトへ
※テーラー不在によりサービスを提供できない場合がございます。対象ストアに事前にご連絡いただくことをおすすめいたします。
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ゴールドウインは企業全体でロングユースをサポートし、地球環境保護に貢献
ゴールドウイン
アウトドア&スポーツブランドを運営する企業、ゴールドウインは2023年1月、オリジナルブランド「ゴールドウイン」製品の修理代を無料にすることを発表。
無料化の背景には、お客さまの自己負担を軽減することで、リペアすればまだまだ使えるウェアのロングユースを促し、ゴミの削減を実現するという目的がある。
現状、修理無料化はオリジナルブランドである「ゴールドウイン」と「ゴールドウイン ゼロ」の製品に限られているが、「ザ・ノース・フェイス」や「エレッセ」、「スピード」などゴールドウインが運営するブランドの製品についても、有料でのリペアサービスを提供している。
>>公式サイトでリペアサービスをチェック
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「H&M」古着回収サービスが10周年。アースデーにキャンペーンを実施
H&M
2013年より「H&M」が実施する古着回収サービスは今年で10周年。ブランドや状態を問わず不要となった衣類やホームテキスタイルを国内全店舗で回収している。
回収された衣類は、古着として販売されたり、清掃用品などに 作り変えられて再利用される。再販売と再利用が難しいものについては、織物繊維に細断され、断熱材の製造などに使用される。
そして、今年のアースデーに“ダブル特典”キャンペーンを実施。通常、古着1袋のお持ち込みにつき、¥500オフのクーポンと20ポイントを進呈する特典が、2023年4月17日(月)~4月23日(日)の期間中は2倍に。ぜひこの機会に、不要な衣類を有効活用の道に送り出してみてはいかが?
※特典を受けるには「H&M」の会員制度“H&Mメンバー”の登録が必要です。
>>古着回収サービスの詳細をチェック
7
リペアして着ることがクール!「パタゴニア」がサステナブルなファッション観を発信
パタゴニア
「パタゴニア」は、2016年に立ち上げたプラットフォーム“ウォーン ウェア(WORN WEAR)”を通じ、無駄な消費を減らし、ひとつの製品を長く使うことを啓発し続けている。
具体的には、リペアサービスの提供や、お客さまが持ち込んだ製品をその場でリペアするイベントの開催など。公式サイトやSNSアカウントからも情報を発信中。
リペアサービスを受けるには、洗濯した製品を「パタゴニア」の直営店に持ち込むか指定住所に送付。料金と納期はリペア内容によって異なるので、詳しくは公式サイトでチェック。
>>公式サイトで詳細をチェック
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「プチバトー」が中古服を買い取り。クローゼットに眠る洋服を次の持ち主へバトンタッチ
プチバトー
「プチバトー」は、2022年に「プチバトー」の中古アイテムの買い取り・回収サービス“プチバトン”をスタート。
サービス対象の「プチバトー」直営10店舗に持ち込むとポイントで買い取り、回収をしてくれる。回収した洋服は「プチバトー」にてリセールもしくはリサイクル(アップサイクル)。
また、買い取りの際に付与されたポイントは、1ポイント1円として「プチバトー」の直営店およびオンラインブティックにて利用できる。
>>“プチバトン”の詳細をチェック
※商品の状態や種類によって買い取り対象外あり。
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「アウ」は不要なスーツケースを無料回収。新たな気持ちで次なる旅へ
アウ(Aww)
スーツケースをはじめトラベルアイテムを提案するブランド「アウ(Aww)」は、2023年2月にスーツケースをリサイクルする“アウリサイクルプログラム”をスタート。
本プログラムは「アウ」でスーツケースを購入した方を対象に、不要になったスーツケースを無料で回収し、リサイクルして活用するというもの。(スーツケース1点のご購入につき、回収は1点)
回収対象となるスーツケースのブランドや形状は問わず、壊れたスーツケースも引き取ってくれるうえ、回収の送料は「アウ」が負担する。スーツケースを新調予定の方は、ぜひ「アウ」でチェックしてみて。
>>“アウリサイクルプログラム”特設ページへ
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「テバ」の資源循環プログラム。履き古したサンダルを回収リサイクル
テバ(Teva)
「テバ(Teva)」は、サンダルのリサイクルプログラム“テバフォーエバー”を実施している。
日本では2022年よりスタートしたこのプログラムでは、ゴミの削減を目的に、古くなった「テバ」のサンダルを無料回収し、資源にリサイクル、新たな製品に活用する。
利用方法は、紙袋や段ボールにサンダルを格納し、公式サイトから集荷を依頼するだけ。あとは着払い伝票を持参した配送業者のスタッフが回収に来てくれる。
現在、回収対象は「テバ」のオープントゥのサンダルとビーチサンダルに限られているが、将来的にはシューズやブーツのリサイクルも目指しているそう。
また、「テバ」はアースデーの4月22日(土)から、“テバフォーエバー”1周年記念の5月30日(火)までの期間中、インスタグラムとツイッターの公式アカウントにて、サステナビリティに関するクイズキャンペーンを実施。ぜひ奮って参加して!
>>“テバフォーエバー”公式サイトへ