コンポスト、何を使ってる? エディターたちのリアルな取り組みをASK

ベランダでの自作コンポストの作り方や、パリ、ニューヨークからのレポートも。

コンポスト

食品廃棄物を活用できるコンポストは、ゴミを減らす効果的な方法。ぜひ挑戦してみたい一方で、失敗しそう、難しそうという理由から、始めるまでのハードルが高い印象があるのも事実。そこで、すでにコンポストを実践しているエディターたちにリアルな感想を聞いてみた! パリ、ニューヨーク、スウェーデンなどの世界の取り組みにもご注目を。

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パリでも人気の、日本生まれの「LFC」

from PARIS
井筒麻三子/ジャーナリスト

生ゴミを有効活用するコンポストに興味はあったけれど、都会生活では臭いや虫がつくなど、ハードルが高いな……と思っていたところ、知人から紹介され、使い始めたLFCのコンポスト。分解を早める基材を使うので臭いもほとんど出ず、使い勝手抜群です。ベランダに置いてあっても気にならないバッグ型なのも、お気に入りのポイント。生ゴミが出なくなってゴミ自体を捨てる頻度も減り、それでいて良い肥料もできる。まさに一石三鳥だなと思ってます。

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ベランダでもおすすめの手作りコンポスト

from TOKYO
安楽城誉子/「エル デジタル」副編集長

土嚢袋に黒土と堆肥促進剤を入れて、手作りコンポストを実践。水を切った生ゴミを土と撹拌するだけ。ぬか床と同じで、定期的に撹拌すると匂いも虫もわかない。(密閉して撹拌しないと腐敗して異臭と虫が発生します)。土嚢袋は、水と空気が適度に抜けるのがポイント。おしゃれにしたいならコーヒーの麻袋でも対応できます。年に2~3回、増えた堆肥をふるいにかけて、育てているグリーンに入れていますが、堆肥の有機成分が植物によいみたいで元気に育っています。狭いベランダでもスペースを取らないのでおすすめ。

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まずはお試し! 自作「キエーロ」

from TOKYO
浦田庸子/『エル・ジャポン』シニア フィーチャー エディター

ERIさんとリビセンコラボの「キエーロ」が欲しいと思いつつ、コンポスト初心者としてはまずはお試し、ということで近所のホームセンターへ。ボックスと換気のための板2本と黒土を買ってきて、簡易「キエーロ」をスタート。

半信半疑で野菜くずや魚の骨など入れてみたら、これが大成功! ベランダに放置しているだけだけど、日当たり風通し共にいいせいか、あっという間に土に還ってとても爽快。トウモロコシの芯はさすがに時間がかかったけれど、たいていのものは微生物が分解して跡形もなくなっています。水分と油分も適度に入れるのがポイントのよう。

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バイオガスに変換する地域の回収におまかせ

from SWEDEN
ブロムベリひろみ/コラムニスト

スウェーデンでは多くの自治体で、生ゴミを分別回収してそのゴミからバイオガスを作り、そしてそのガスを燃料にした市バスが走っています。この茶色の紙袋に生ゴミをいれて、24時間いつでも使えて臭いもしない回収ポストに入れるだけの手軽さで、ゴミがエネルギーに。「Matavfall(食品廃棄物)」と書かれた紙袋には、入れてOKな生ゴミがイラストで描かれている。

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地域のコミュニティコンポストへ

from NEW YORK
ベイカー恵利沙/モデル、スタイリスト、エディター

ニューヨークは地域でコンポストを回収しているところが多いので、コミュニティのコンポストを利用している人が多いです。地域に設置された回収ボックスに自宅の生ゴミなどを持っていくだけなので、とても参加しやすい! 堆肥はあとから希望者に配布されます。私の住むエリアでは今は有償サービスですが、無償になるように地元政府に提案中なのだそう。

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