『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』のメイク誕生秘話や毎日のスキンケアルーティンまで。
『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』でキーボード奏者のカレン・サーコを演じ、人気急上昇中のスキ・ウォーターハウス。ツアーや撮影、プレミアなどで多忙を極める一方で、その個性的なファッションやビューティにも注目が集まっている。今回は、キャットラインの描き方やヘアカットの秘訣、さらには「セフォラ」で清水買いしたものまで、UK版「エル」がスキ・ウォーターハウスにインタビューを行った。
多忙を極めるスキ・ウォーターハウスは現在31歳。自身のバンドのアメリカツアーを終えたばかりで、ドラマ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』のカレン・サーコを演じたことでさらに有名になった。「美容ルーティンやスキンリチュアルは、自分にとって神聖な時間です」と話すスキ。また、根っからのソングライターである彼女のルックに、いつも物語があることは驚くべきことではない。「私はいつも、レッドカーペットや衣装、作品のキャラクターにおいてどのようなストーリーが包括されているのか注意を払っています。ドラマのプレミアでは、突然、ドレスをやめて紫のアイシャドウにしようと変更しました」
そんな彼女は、ヴェロニカ・レイクをビューティアイコンの一人として挙げている。
「彼女のサイドに流した髪や渦を巻いたような弾みのあるウェーブが大好きなんです。私のスタイルではないけれど、特徴的なスタイルを作り上げた女性にはいつも憧れを抱いています」若い頃から果敢にさまざまなビューティルックに挑戦してきたスキが行う美容ルーティンや、大切にする信条は次の通りだ。
「いつもクレンジング、トーニング、モイスチャライジングの順番で始めます。朝はオイルフリーの日焼け止めを頼りにしています。変な寝方をして顔がむくんでいるときは、冷蔵庫で冷やした氷の入った袋が味方になってくれます。あるいはコーヒーを飲むときに使っている、冷やしたローラーもいいですね」「パンデミックの期間中は、フェイスジムのクラスをオンラインで受講しました。リンパドレナージュや顔の筋トレにぴったりです。夕方には、すべてのメイクアップをクレンジングで落とします。とはいえ、アイメイクがうまく出来た日なんかは、目もとだけ残す場合もあります!」
「フェイススチーマーで蒸気をあて、保湿剤もたっぷり使います。もし次の日に何か特別な予定があれば、寝るときに顔が動かないようにフェイステープをします。あまり頻繁にはしませんが」「私は『パルファン・クリスチャン・ディオール』のプレステージラインが大好きで、“マイクロユイル ド ローズ アドバンスト セラム”のファンです。とてもラグジュアリーでゴージャスな気持ちになります。これをつけると気持ちがすっきりして、肌の質感も引き締まるようで、朝から準備万端だと感じるんです」
「ツアー中は肌がハードモードになります。バンドメンバーの女性は私とドラマーだけ。バスに乗って、15人の人間が同じ空気を吸って寝るというのは、肌には良くないことです」「もし、滞在する街に『セフォラ』があれば、そこが私たちの束の間の休息になります。お気に入りの“ディオール プレステージ ラ クレーム ルミエール”を塗り、その上から『CurrentBody』の“LEDマスク”を重ねます」
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「お気に入りのルックは、『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス』の最終回に登場するものです。ヘアメイクチームと共に、カレンのルックを進化させるのが大好きでした。彼女が一人前の成功したロックスターに成長するにつれて、ルックもその物語に合わせて変化させたのです」「それはバンドが崩壊している状況でのライブのシーンでした。グラマラスなブルーのアイシャドウをたっぷりなじませ、ピアノの前で演奏するというものです。私にとってはとてもドラマチックで、これまでのものとはまったく違う感覚を覚えました」
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「よくYoutubeで、動画を見ながら挑戦していますよ。この間はホテルのキーカードを目の下に当てて、まっすぐなラインを作ろうとしました」「いつも愛用しているアイライナーは“ディオールショウ オンステージライナー”です」
「仕事柄、髪にかなりの負担がかかります。普段は『ダヴィネス』の“ミヌ セラム”と『フィリップ キングスレー』の“イラスティサイザー”が素晴らしいので愛用しています。カットとカラーは、友人のジョージア・ジャガーが、ヘアスタイリストのアレックス・ブラウンセルと共同で経営している『Bleach』に通っています」「スタイリストは、LA店に在籍しているエミリー・ブレアに信頼をおいています。彼女のフリンジカットは最高で、カラーも担当してくれます。今の気分は、ルーツカラーですね」「『ダイソン』の“エアラップ”も思い切って購入しましたが、完全にはまっていますね。これは『セフォラ』で購入したものです」
「自分へのご褒美であれば、お湯を沸かして、ショウガとレモン、ハチミツを入れるのが好きです。これを飲むと回復した気分になるんです」「そして私は完全にスパジャンキーです。LAにいるときは、韓国系の『Wiスパ』に行きますが、『パルファン・クリスチャン・ディオール』のロイヤルスコッツマン号の旅では、電車移動をしながらフェイシャルを受けさせてもらいました。列車に揺られながら眠れるなんてまさに天国でした」
「マリアンヌ・フェイスフル、エリザベス・テイラー、グレース・ケリー。ファラ・フォーセットです」「つまり、グラマラスで大ぶりなヘアスタイルが好きなんです!」
「あなたはきっと何とかなるよと、伝えるでしょう。失敗を笑い飛ばせるようになるともね。ネット上には、眉毛をマスカラでブラッシングしても全然大丈夫だと思っていた頃の私の写真が載っています」
「私がティーンの頃は、美容に関するアドバイスがすぐに手に入るわけではありませんでした。私は彼女に何事も“次第に良くなっていくよ”と言うでしょうね」