ARMAC MARTIN, ETSY, FARROW & BALL
最近のキッチントレンドの中でも、デザインされたオープンシェルフのブームはとても新鮮に感じる。オープンシェルフは目線より上の空間を活用して、機能的で殺風景な空間に柔らかなスタイリング要素を加えることができるので、自宅のキッチンスペースが小さめの人にとって特に役立つ。
美しいオープンシェルフにはキッチン用品やフライパン、そして食器類が収納できるだけでなく、アートや植物、リビングルームやベッドルームに飾っているようなホームアクセサリーまで飾ることができる。キッチンのキャビネットや引き出しはフライパンの蓋や不要なタッパーウェアが溜まってしまいがちだが、こうした細々したものをディスプレイすることによって整理整頓の習慣も身に付くはず。
オープンシェルフ選びはスタイル、カラー、素材、サイズなど選択肢が豊富でチョイスが難しい場合も。そこでこの記事では17のオープンシェルフと、スタイリング方法、カラーやレイアウトのアイデアをたっぷり紹介しよう!
US版「ハウスビューティフル」より
狭いキッチンを最大限に生かす、スペース活用法382023年春の模様替えで取り入れるべき、インテリアの5大トレンドエディターが注目する、春の8大ホームデザイントレンド
無垢な木材とブラックのスチールを組み合わせたオープンシェルフは、とても機能的でキッチンの整理整頓にぴったり。この写真のように、各棚の高さを調整して大きなアイテムを下の方に収納できるようにするのがお薦め。
すべてのオープンシェルフが完全に機能的でなくてもいい。装飾的な要素を取り入れることも重要だ。シンク上に戸棚を付けることはあまり現実的ではないため、たいていこの空間はデッドスペースになりがち。そこで、スリムなディスプレイ用のオープンシェルフを加えるのがお薦めだ。
このミニマムなオープンシェルフは、大理石のキッチンパネルとグリーンの壁紙を自然に仕切る役割を果たしている。キッチン棚は目線より少し下に取り付けられているので、小さなものを飾っても目に入ってくる。
ストレージという点では十分ではない狭い空間も、このようにエスプレッソ用のカップや小ぶりの花瓶といった小さなものを飾るのに役立つ。
オープンシェルフを壁と同じカラーにペイントするという一般的なデザインテクニックを使えば、控えめでさりげない印象にすることができる。この場合は、ロマンチックなダーク系のカラーやキッチンパネルと同色のマットブルーにペイントするのもお薦めだ。
木材とスチールの組み合わせは自然で相性抜群。木製のオープンシェルフに木製のアクセサリーを飾るのと目立ちにくくなってしまうので、淡いカラーの陶器やガラスをディスプレイするのが効果的だ。
壁一面のオープンシェルフの楽しみはミスマッチな食器類を積み上げたとしても、それがアクセントに見えること。この素敵なキッチンは、頭上にたくさんの量の食器棚は必要ないことを証明している。
もしキッチンの壁をフルに活用したい場合は、自立型のオープンシェルフがお薦め。上部なスチール製のものが安全だ。人気の北欧ブランド、「ヘイ」では明るい原色カラーのものが揃うことで有名だ。
もしキッチンにウォールパネルを施している場合でも、オープンシェルフを追加することが可能だ。深みのあるグリーンが素敵なこのキッチンのように、ウォールパネルとシェルフのカラーを合わせてみて。シェルフ下に取り付けたフックも空間を有効活用する良いアイデアだ。
キッチンのリノベーションは、コストがかかる場合が多い。しかしオープンシェルフはそこまで金額がかさまないアイテムだ。この「イケア」のオープンシェルフは非常にリーズナブルな価格で手に入る。
写真のオープンシェルフは、かなり上手にカラーペイントを活用している。カラーペイントは簡単に空間を生まれ変わらせることができるのだ。オープンシェルフに色の濃淡をつけたカラーペイントを施して、シンプルな空間をアップグレードしよう。
このキッチンのオープンシェルフは、まるでシェフのキッチンのようにも見えるが、実は古い「イケア」のもの。本格的な料理を楽しむ人にお薦めだ。
このキッチンもペイントを上手く活用した例。ペイントは実に便利なテクニック。このキッチンのようにエレガントに統一感を出すには、キャビネットからオープンシェルフ、さらに作業台までもを同じカラーでペイントするのがポイント。
ガーデン・トレンディングのアイテムは、キッチンの収納問題を解決してくれる。このアンティーク風の真鍮製の壁付けラックが特にお薦めだ。他にも木製やスチール製のシェルフ、自立する梯子型のシェルフも取り揃えている。
このスタイリングアイデアは特にお薦めで、スタイリストの間でもよく使われるテクニックだ。メイソンジャーや植物鉢といったよくキッチンに置かれるようなものは一旦忘れて、リビングルームやベッドルームのようにスタイリングしてみて。アンティークやアート、家族写真などなんでもOK!
もし料理本や食器類、フライパンなどを飾りとして使うのでなく、頻繁に取り出して活用している場合は、小さな仕切りを取り付けてみて。仕切りがあることで自然に整理整頓され、食器類やフライパンがなだれ落ちることを防いでくれる。
小さな空間であっても、キッチンにオープンシェルフは取り付けられる。写真のオープンシェルフは機能性が高いわけではないが、シンプルなタイルに華やかな装飾を加えることができる。