現地時間5月6日(土)にいよいよチャールズ国王の戴冠式が行われる。週末はもちろんイギリスをあげてお祝い、イベントを実施するレストランやタヴァーンも多い。ロンドンのソーホーにあるパブ、ドッグ&ダックもその1つ。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が店を訪れ、準備中の店員たちと対面した。
皇太子夫妻はバッキンガム宮殿から地下鉄のエリザベスラインに乗ってドッグ&ダックへ。車内では乗客とおしゃべりを楽しんだ。ちなみにエリザベスラインは故エリザベス女王にちなんで名付けられた。この日の皇太子妃は「エポニーヌロンドン」の真っ赤なロングコート姿。昨年、女王のプラチナジュビリー直前にウェールズを訪問していたときに着用したものだった。
courtesy of The Prince and Princess of Wales via Instagram
パブでは皇太子が大役に挑戦。戴冠式を記念して醸造されたエール「キングメーカー」の樽から記念すべき1杯目を注いだ。でもこの週末、皇太子は大役続き。少しエールに口をつけるとすぐにサイダーに切り替えていた。皇太子曰く「飲む量に気をつけないといけない。仕事モードに戻らないといけないから」。パブで過ごした後、夫妻は店の外に集まっていたファンと対面したが、そこでも皇太子は「戴冠式が終わったら飲むつもり。でも今はだめ」と冗談めかして語っていた。大舞台での大役を終えるまでアルコールはお預けのよう。
皇太子妃は戴冠式を前に今の心境を吐露。皇太子妃とおしゃべりしたある観光客曰く「皇太子妃は『子どもたちが参加するので私の方が子どもたちより緊張している』と言っていた。ルイ王子も出席するから、きっと彼の記憶にも残るでしょうと話していた」。
ロンドンには戴冠式の週末をライブで体験しようと世界中から観光客が集まっている。店の外では皇太子が「世界中からロンドンに人が来ている。本当に素晴らしいことだ」と語り、フランスからの観光客にフランス語で挨拶する場面もあった。ちなみに週末のロンドンは雨だという予報も。皇太子は「お天気になることを願いましょう!」と集まった人に呼びかけていた。晴れることを祈りつつ世紀の大イベントを待ちたい。